Lenovo ThinkStation Pシリーズとは?普通のPCとの違いと用途別の選び方

ThinStationシリーズ

こんにちは、べんすけです。

レノボのパソコンを見ていると、ときどき「ThinkStation」という名前のパソコンが出てきます。

ThinkPadならノートパソコン、ThinkCentreならデスクトップPC。

じゃあThinkStationって何なん?

僕も最初はそんな感じでした。

しかも、普通のデスクトップPCと比べると価格もかなり高い。

「これ、いったい誰が買うん?」

と思いますよね。

でも調べてみると、ThinkStationは普通のパソコンとはそもそも目的が違います。

ThinkStation Pシリーズは、CADや3DCG、建築設計、映像制作、AI、科学技術計算など、一般的なパソコンでは負荷が大きい仕事を本格的にこなすためのワークステーションなんです。

この記事では、レノボのThinkStation Pシリーズについて、

  • 普通のデスクトップPCとの違い
  • どんな仕事に向いているのか
  • P3、P5、P7、P8などの違い
  • Tiny・SFF・Towerの違い
  • どんな人なら買う価値があるのか
  • 逆に、どんな人には必要ないのか

を、できるだけ分かりやすく紹介します。

ThinkStation Pシリーズって、そもそも何?

まず、ThinkStation Pシリーズは普通のデスクトップパソコンではありません。

デスクトップ型のワークステーションです。

ワークステーションというと難しく聞こえますが、簡単に言えば、

「専門的な仕事を安定してこなすための高性能PC」

と考えると分かりやすいです。

例えば、普通のパソコンで、

  • インターネットを見る
  • WordやExcelを使う
  • YouTubeを見る
  • 写真を整理する
  • ブログを書く

くらいなら、そこまで強力なパソコンは必要ありません。

ところが、

  • CADで設計する
  • 建築図面を作成する
  • 3Dモデルを扱う
  • 大量のデータを解析する
  • 高度な映像制作をする
  • AIを使った処理をする

となると話が変わってきます。

こうした用途では、CPUやGPUの性能だけでなく、使用する専門ソフトとの互換性や安定性なども重要になってきます。

そこで登場するのがThinkStationです。

普通のデスクトップPCと何が違うの?

ここは結構大事です。

「ゲーミングPCのほうが高性能なんじゃない?」

と思う人もいるかもしれません。

確かに、ゲーム用PCには非常に高性能なCPUやGPUを搭載したモデルがあります。

ただ、ワークステーションは単純に「スペックが高いパソコン」というだけではありません。

ThinkStation Pシリーズでは、ISVと呼ばれる独立系ソフトウェアベンダーの主要アプリケーションについて、効率的かつシームレスに使用できるようテスト・認証されています。

つまり、

「このソフトを仕事で使う」ということを前提に考えられているPC

なんですね。

例えば、CADや設計、3D関連などの専門的なソフトを使う人にとっては、単純なベンチマークの数字だけではパソコンを選べません。

仕事で使う以上、

「ちゃんと動く」

「安定して使える」

「長時間の負荷に耐えられる」

ということも重要です。

ここが、一般的なパソコンとの大きな違いです。

ThinkStation Pシリーズはどんな仕事に向いている?

LenovoがThinkStation Pシリーズの用途として挙げているのが、複雑なグラフィックス、建築図面のレンダリング、金融、地球物理学や地震学などです。

まあ、一般家庭ではなかなか出てこない用途ですよね。

でも、もう少し身近な仕事に置き換えると、

  • 建築・設計
  • CAD
  • 3DCG
  • 映像制作
  • デザイン
  • AI
  • データ解析
  • 科学技術計算

などをイメージすると分かりやすいと思います。

特に「仕事で専門的なソフトを毎日使う」という人には、ThinkStationを検討する意味があります。

ThinkStation Pシリーズにはどんなモデルがある?

ThinkStation Pシリーズには、用途や必要な性能に合わせて複数のモデルがあります。

ざっくり考えるなら、

P3 → エントリー・比較的導入しやすい

P5 → 本格的なメインストリーム

P7・P8 → より高い処理能力を求めるプロ向け

というイメージです。

もちろん、実際にはモデルごとにCPU、GPU、メモリ、ストレージなどの構成が違うので、「P3だから必ずこの性能」という単純な話ではありません。

ここでは、それぞれの立ち位置をざっくり見ていきましょう。

ThinkStation P3はエントリークラスのワークステーション

「いきなり何十万円もするワークステーションはちょっと……」

という人が検討しやすいのがP3です。

ThinkStation P3 Towerは、レノボ自身が「優れたコストパフォーマンスのエントリーワークステーション」と位置付けています。

つまり、

初めてワークステーションを導入するなら、まずP3から検討する

という考え方ができます。

さらに現在はThinkStation P3 Tower Gen 2も登場しています。

こちらはAI作業にも対応するワークステーションとして展開されており、構成によってはNVIDIA RTX PROシリーズのGPUなども選択できます。

「仕事で使うけど、最上位モデルまでは必要ない」

という人には、まず確認しておきたいシリーズです。

ThinkStation P5は本格的なメインストリームワークステーション

もう少し本格的な処理能力が必要ならP5です。

ThinkStation P5は、レノボが「処理能力とグラフィック性能に優れたメインストリームワークステーション」と位置付けているモデルです。

CAD、3D、映像制作など、負荷の高い作業を本格的に行う人に向いています。

そして現在はThinkStation P5 Gen 2も登場しています。

P5 Gen 2では、Intel Xeon 600プロセッサーやNVIDIA RTX PRO Blackwell GPUに対応する構成も用意されています。

ここまでくると、もう「普通のパソコンをちょっと高性能にしたもの」という感覚ではありません。

完全に、

仕事で使うための専用マシン

という領域です。

ThinkStation P7・P8はさらに上の領域

さらに高い処理能力を求める人向けにP7やP8があります。

ここまでくると、

「ブログを書くために買う」

なんていう話ではありません。

大規模な3D処理やレンダリング、AI、科学技術計算など、とにかく大量の処理能力が必要な人が検討するクラスです。

ThinkStation P8はAMDベースのハイパフォーマンスワークステーションとして展開されています。

P7やP8については、単純に「一番高いから一番おすすめ」という選び方をするものではありません。

自分の仕事で、どれだけの処理能力が必要なのか。

これを考えて選ぶことが重要です。

ThinkStation Pシリーズのすごいところ

僕がThinkStation Pシリーズを見ていて「普通のパソコンとは違うな」と思うのは、単純なスペックだけじゃありません。

ISV認証

やっぱりここは大きいです。

専門ソフトを仕事で使う場合、

「動けばいい」

では困ります。

ThinkStation Pシリーズは主要なISVアプリケーションについてテスト・認証されています。

専門的なソフトを使う人にとって、これはかなり重要なポイントです。

高性能なCPU・GPU

当然ですが、処理能力も強力です。

モデルによってIntel Xeonなどのワークステーション向けプロセッサーや、NVIDIA RTX PROシリーズなどのプロフェッショナル向けGPUを選択できる構成があります。

特に3DやAIなど、GPU性能が重要になる作業では、どのGPUを選ぶかが非常に重要になります。

高い拡張性

Tower型を中心に、一般的なノートPCや小型PCでは難しい拡張がしやすいのもThinkStationの魅力。

仕事で使っていると、

「あとからメモリを増やしたい」

「ストレージを追加したい」

「GPUを強化したい」

ということがあります。

こうした将来的な拡張まで考えられるのがワークステーションです。

ThinkStation Pシリーズの気になるところ

ここまで褒めてきましたが、もちろん欠点もあります。

むしろ、ここを確認してから買ってほしい。

価格が高い

まずこれ。

普通のデスクトップPCと比べると、かなり高価です。

でも考えてみれば当然なんです。

専門的な仕事に使うためのCPUやGPU、メモリ、ストレージ、認証、サポートなどを組み合わせているからです。

問題は、

その性能が自分に必要なのか?

ということ。

ここを間違えると、ものすごく高い「性能を持て余すPC」になってしまいます。

大きいモデルはかなり大きい

特にTower型の上位モデルは、

「デスクトップPCだから机の下に置けばいいじゃろ」

という感覚では済まない場合があります。

例えばThinkStation P5は最大構成で約19kgとされています。

これ、結構な重量ですよ。

パソコンを頻繁に移動させるような使い方には向きません。

普通の人にはオーバースペック

これが一番大事かもしれません。

ネットを見る。

YouTubeを見る。

WordやExcelを使う。

ブログを書く。

写真を整理する。

こういう使い方なら、ThinkStation Pシリーズまで必要になるケースは多くありません。

むしろ、その予算なら普通のノートPCやデスクトップPCを買ったほうが満足できる可能性があります。

じゃあThinkStation Pシリーズはどんな人におすすめ?

僕なら、こんな人におすすめします。

ThinkStationをおすすめしたい人

  • CADを仕事で使う
  • 建築設計をする
  • 3DCGを制作する
  • 映像制作を本格的に行う
  • AIやデータ解析を行う
  • 科学技術計算を行う
  • 専門的なソフトを長時間使う
  • PCの安定性や拡張性を重視する
  • 業務用として長く使いたい

こういう人なら、ThinkStation Pシリーズを検討する価値があります。

逆にThinkStationをおすすめしない人

反対に、

  • ネット中心
  • YouTube中心
  • Office中心
  • ブログ中心
  • 写真整理
  • メール
  • 年賀状
  • 軽い動画編集

くらいなら、ThinkStationはちょっともったいない。

僕なら別のLenovo PCを探します。

だって、高いお金を払って性能を持て余しても仕方ないですからね。

べんすけならThinkStation Pシリーズを買う?

じゃあ僕ならどうするか。

正直に言うと、ブログを書いたりネットを見たりするくらいなら、僕はThinkStationを買いません。

そこまでの性能はいらないからです。

でも、もし仕事でCADを使ったり、3DCGを作ったり、AIや大量のデータを扱ったりするなら話は別。

その場合は、

「高いからやめておこう」

ではなく、

「仕事に必要な道具として、その性能が必要なのか?」

という視点で考えます。

ここが普通のパソコン選びとは違うところなんじゃないかなと思います。

ThinkStation Pシリーズは「高性能だから買う」PCじゃない

ThinkStation Pシリーズを調べていて、一番感じたのがこれです。

ThinkStationは、

「とにかく高性能なPCが欲しい人向け」

ではありません。

「高い処理能力を必要とする仕事を、安定してこなしたい人向け」

のPCです。

だから、

「P3とP5、どっちが高性能?」

だけで選ぶのではなく、

「自分が使っているソフトにはどれくらいの性能が必要?」

「GPUはどこまで必要?」

「メモリは?」

「将来的に拡張する?」

「設置スペースは?」

という順番で考えたほうがいい。

ThinkStation Pシリーズの選び方

最後に、僕ならこの順番で選びます。

① まず用途を決める

CADなのか、3DCGなのか、動画なのか、AIなのか。

② 使用するソフトの推奨スペックを確認する

ここを飛ばさない。

③ 必要なCPUを決める

④ 必要なGPUを決める

⑤ メモリ容量を決める

⑥ SSD容量を決める

この順番なら、必要以上に高いモデルを買ってしまう可能性を減らせます。

まとめ

ThinkStation Pシリーズは、一般的な家庭用パソコンとはちょっと違います。

CAD、3DCG、建築、映像、AI、データ解析など、高い処理能力と安定性が必要な仕事のためのワークステーションです。

エントリークラスから本格的なハイエンドモデルまで用意されているので、

「自分の仕事に必要な性能はどこまでなのか?」

を考えて選ぶことが大切です。

逆に、ネットやOffice、ブログなどが中心なら、ThinkStationを選ぶ必要はありません。

「高いPCを買えば安心」

ではなく、

「必要な仕事を、必要な性能で快適にこなせるPCを選ぶ」

これがThinkStation選びでは一番大事なんじゃないかなと思います。

このあと、ThinkStation P3、P5、P7、P8など、それぞれのモデルを詳しく見ていけば、さらに自分に合った一台を選びやすくなります。

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