レノボPCはやめとけ？中国メーカーは本当に危険？【50代初心者向け】不安解消の3つの理由

こんにちは！べんすけです。

家電量販店でしかパソコンを買ったことがない50代の方にとって、ネットでパソコンを選ぶのは不安ですよね。さらに、ネットで「レノボ（Lenovo）はやめとけ」「中国メーカーだから危険」といった否定的な意見を目にすると、「安いのは魅力だけど、本当に買って大丈夫だろうか？」と迷ってしまうのは当然です。

結論からお伝えします。

現在のレノボ製品は、正しい知識と使い方をすれば、非常にコストパフォーマンスが高く、ネット購入に初めて挑戦する方でも安心して使えるパソコンです。

この記事では、ネットでささやかれる不安の背景と、レノボPCが世界で信頼されている理由、そして初めてネットで購入したPCを安全に使うためにすべき対策まで、包み隠さず解説します。

レノボは単なる「中国のメーカー」ではなく、世界トップクラスのパソコンメーカーです。多くの人がネット購入という選択肢でレノボを選ぶのには、明確な理由があります。

レノボは、世界のPC市場で常にトップクラスのシェアを誇るグローバル企業です。これは、単に安いだけでなく、多くの企業や学校、官公庁といった高い信頼性が求められる現場で採用されている証拠でもあります。もし製品に致命的な欠陥があれば、これほどのシェアは維持できません。

レノボのパソコンには、日本の技術が深く関わっています。

元IBMのThinkPad：レノボが買収した、伝説的なビジネスPC「ThinkPad」シリーズの開発は、現在も日本の大和研究所（横浜）が中心となって行われています。日本の緻密な設計技術が、レノボの品質を支えています。
NECとの協力：日本のNECとレノボは事業統合しており、NEC製品の一部はレノボと協力して開発・生産されています。また、レノボの日本法人から購入したパソコンの修理などは、NECの国内拠点で行われる体制が整っています。

特にビジネス向けの「ThinkPad」は、落下や衝撃に強い米軍の調達基準（MIL規格）をクリアしたモデルがあるなど、耐久性・堅牢性が極めて高いことで知られています。このタフさと、同スペックの他社製品に比べたときの価格の安さが、初めてネットで買う方にとって大きなメリットとなります。

レノボに対する否定的な意見には、過去の出来事やイメージが大きく影響しています。

近年、米中間の政治・経済的な関係から、中国製品全般に対する警戒心が強まっています。レノボが中国に本社を置く企業であることから、「情報が抜かれるのではないか」という不安に繋がる方がいるのは事実です。

しかし、レノボは厳格な国際基準をクリアして製品を開発・販売しているグローバル企業であり、製品に不正な仕組みを組み込むことは極めて困難であると考えられています。

レノボに対するセキュリティ上の不安を決定づけたのが、2015年に発覚した「Superfish」問題です。これは、一部のパソコンに、ユーザーのWeb閲覧を追跡し広告を表示させるアドウェアが、ユーザーの許可なくプリインストールされていたという問題です。

【重要な点】

一部で「サポートの電話が繋がりにくい」「対応にばらつきがある」という口コミがあるのも事実です。これは、コスト削減の一環としてサポート体制が手薄になる時期があったためと言われています。

しかし、前述の通り、日本国内でのサポートはNECと協力して行われるなど、改善の努力が続けられています。

レノボに限らず、ネットでPCを購入した場合は、家電量販店のように店員さんに頼れないため、以下の3点を必ず自分で行いましょう。

No.	習慣	なぜ必要か
1	セキュリティソフトを導入する	インターネットには常に危険が潜んでいます。有料・無料問わず、必ず信頼できるセキュリティソフトを導入して防御を固めましょう。
2	Windows Updateを欠かさない	OSのアップデートには、セキュリティ上の弱点（脆弱性）を修正する重要なプログラムが含まれています。通知が来たらすぐに実行しましょう。
3	初期設定で不要なソフトをチェック	パソコンを購入後、使う予定のないプリインストールソフトは削除することで、動作を軽くし、不要な情報漏洩リスクを防げます。