こんにちは、べんすけです!
昨日はパソコンの「頭脳」ともいえるCPUの違いについてお話ししましたが、今日はその続き。
パソコンの「記憶力」を決めるストレージ(記憶装置)の種類について、初心者の方にもわかるように解説していきます!
💾 ストレージとは?
ストレージとは、パソコンの中で「データを保存する場所」のこと。
写真や動画、アプリ、OS(Windowsなど)も全部ここに入っています。
ストレージの種類によって、
- 起動の速さ
- データの読み書き速度
- 静音性
- 価格が全然違ってきます。
🧠 現在の主流3タイプ
今、パソコンに使われているストレージは主にこの3つ。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
HDD(ハードディスク) | 昔ながらの円盤型。データを物理的に読み書きする。 | 安い/大容量(1TB以上も簡単) | 遅い/衝撃に弱い/音がする |
SSD(ソリッドステートドライブ) | メモリーチップでデータを記録。今の主流。 | 速い!静か!軽い! | 同容量だと高価/長期保存にやや弱い |
eMMC(エンベデッドMMC) | タブレットや安価なノートPC向けの簡易SSD。 | 安い/省電力 | 速度が遅め/容量が小さい(64〜128GBが多い) |
⚡ SSDの中にも種類がある!
実は「SSD」とひとくちに言っても、さらに3タイプに分かれています👇
種類 | 接続規格 | 特徴 | 速度の目安 |
---|---|---|---|
SATA SSD | 旧規格(HDDと同じSATA接続) | 一般的で安定している | ★★☆☆☆ 約500MB/s |
NVMe SSD(M.2) | 新規格(PCIe接続) | 超高速・ゲーミングPCや動画編集向け | ★★★★★ 最大7,000MB/s |
外付けSSD | USB接続 | 取り外しできて便利(バックアップ用など) | ★★★☆☆ 規格により差あり |
💡 ポイント:
「普通の用途ならSATA SSDで十分」
「動画編集やゲームをするならNVMe SSD」
というイメージでOK!
🪶 HDDはもう古い?まだ使える?
確かに、最近のノートPCはほとんどSSD搭載です。
でもHDDにもまだ「安くて大容量」という魅力があります。
- 映画や写真などデータ保管用の外付けHDDとしては今でも人気。
- 長期保存用のバックアップ先としてもおすすめ。
ただし、パソコンの起動ドライブに使うのはもうおすすめしません。
起動が遅く、体感差がかなり大きいです。
💡 eMMCは「とりあえず動く」レベル
格安ノートPC(3〜5万円台)に多いのがこのeMMC。
SDカードのようなメモリを基盤に直接埋め込んでおり、交換もできません。
✅ メリット:軽くて省電力
❌ デメリット:容量・速度ともに物足りない
「ネット閲覧・文書作成・YouTube視聴」くらいならOK。
ただし写真や動画編集をしたい人には物足りません。
🧩 どれを選べばいいの?(目的別おすすめ)
ストレージを選ぶ時は、用途に応じて選ぶといいですよ。
👇の表にまとめてみました。
用途 | おすすめのストレージ |
---|---|
ネット・動画視聴・文書作成 | SSD(SATAまたはNVMe)128〜256GB |
写真・動画編集/ゲーム | NVMe SSD 512GB〜1TB |
長期保存・バックアップ | 外付けHDD 2TB〜4TB |
予算を最優先 | eMMC 64GB〜(ただし拡張できない点に注意) |
📊 まとめ:ストレージ選びで快適さが決まる!
CPUが「頭脳」だとしたら、
ストレージは「記憶力+反応速度」。
どんなにCPUが良くても、ストレージが遅いと性能を活かしきれません。
特にSSDとHDDでは、体感速度が数倍違うほどです。
例えば、電源を入れて起動するまでの時間がHDDは約30秒かかってしまいますが、今はSSDが標準で約10秒ちょっとで起動します。
👉 「速さ」重視ならSSD
👉 「容量」重視ならHDD
👉 「安さ」重視ならeMMC
自分の使い方に合ったストレージを選んで、快適なパソコンライフを手に入れましょう!
まあ、「基本的にSSD!!」でいきましょう!
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